1: 名無しさん


山一面を覆うススキが気持ちを涼やかにしてくれる奈良の「曽爾高原」。シルバーウィーク中も多くの人が訪れました。

自然豊かな村で、”ある異変”が起きています。

地元住民から聞こえてきたのは悲鳴でした。

ハイシーズンには高原から5キロにわたって車が列をなし、住民が自宅から出られなくなる事態も。

一体、何が起きているのか。その背景を徹底取材しました。

■ ススキの絨毯が広がる“絶景スポット”

奈良県と三重県の境に位置する「曽爾村(そにむら)」は、住民わずか1200人ほどの小さな村です。

四季折々の美しい景色が広がるこの村の中でも、特に多くの人を惹きつけるのが「曽爾高原」。山を覆うススキが、柔らかな陽射しに照らされ、高原は穏やかな空気に包まれます。

この風景を一目見ようと、関西各地から多くの観光客が足を運んでいます。

【観光客】「秋の風も気持ちよくて、日帰りにはちょうどいいレジャーかなって」

【観光客】「見渡す限りのススキ。自然とともに生きているんだっていうことを感じています」

1年で最も美しい姿を見せるのが、秋の夕暮れ時です。高原が夕日で黄金色に染まる光景は圧巻で、村によると観光客は年々増える傾向にあります。

■ 人口の300倍 約38万人が押し寄せる村

しかし、絶景の裏側では地元住民の“悲鳴”が上がっています。

曽爾村によると、去年の観光客数はおよそ38万人。人口のおよそ300倍にあたる数字です。

取材班がシルバーウィーク中の9月22日に現地を訪れたところ、高原の入口へと続く道には車がずらりと並んでいました。

正午ごろにはすでに200メートルほどの車の列ができており、午後4時頃のピークには700メートルにまで延びていました。渋滞を諦めてUターンする車も見られました。

【観光客】「40分待ってる。しんどいけど期待もある」

【観光客】「1時間くらい待ってますね。もう子供も暇しちゃうし、お腹も空いてきちゃうし。『渋滞はまっちゃったんでどうする?』『まあ行くしかないな』みたいな感じ」

10月、11月のハイシーズンになると、渋滞は高原からおよそ5キロの地点にまで及ぶということです。

■ 「自宅から出るのに2時間」住民生活への深刻な影響

地元住民にとって、この渋滞は単なる不便にとどまりません。