エビデンス優先の社会に憤った社会学者、「数字やデータだけで全てがわかるわけではない」と主張しており……
「それってあなたの感想ですよね?」を真に受ける必要はない…何でもかんでも数字で測る”エビデンス病”の末路 | PRESIDENT Online
杉谷 和哉 岩手県立大学総合政策学部准教授
一時期、とても流行した「それってあなたの感想ですよね?」というフレーズは、多方面から批判された。岩手県立大学総合政策学部准教授の杉谷和哉さんは「数字やデータだけで全てがわかるわけではない。そればかりを重んじると見えなくなるものがある」という――。
一人ひとりのかけがえのない経験――これを尊重する社会のありようのほうが望ましいのではないか。このような問題提起をした書籍として、現象学を専門とする村上靖彦による『客観性の落とし穴』が挙げられる(※1)。
村上は、社会のありとあらゆる局面においてエビデンスと呼ばれる数値や客観性が重視される状況に疑問を呈している。ただし、「とはいえ数字を用いる科学の営みを否定したいわけではない。数字に基づく客観的な根拠はさまざまな点で有効であるし、それによって説明される事象が多いことは承知している」と述べているように、村上も決してエビデンスのありようそのものを全否定しているわけではない(※2)。
しかし、数字を妄信し、何かあればすぐに「エビデンスはあるのか」と他者を問い詰める人々が溢れる社会のありようが、本当に望ましいものなのかとの問いの背景には、個別性を消去し、数字やそれに基づく分析だけであらゆる物事を処理しようとする趨勢すうせいへの違和感があるのは間違いないだろう。
※全文はソースで
https://president.jp/articles/-/119706?page=1












































