中国市場に賭けた欧州メーカーが今現在地獄を見ている模様、自らが推進したEVシフトが完全な仇となり……
2026年9月21日、中国メディア・中華網は、中国の高級ガソリン車市場で新エネルギー車(NEV)の普及拡大に押された自動車各社が販売台数を維持するために値引き競争へ追い込まれ、店頭価格の値崩れが常態化していると報じた。
記事はスウェーデンの高級車ボルボの旗艦セダン「S90」を典型例として挙げ、公式サイト上のメーカー希望小売価格40万6900元(約957万円)に対し、ディーラー店頭では各種補助金や店舗値引きにより諸経費込みの乗り出し価格でも約22万元(約517万円)に抑えられるケースが出ていると紹介した。
そして、この値下げにより、同モデルの8月の小売販売台数は7月の388台から約4倍となる1554台へと大きく増えたと伝える一方で、それでも前年の平均水準に回復したにすぎないと指摘した。
また、「二線」と呼ばれる準高級ブランドでも価格防衛ラインが完全に崩壊しており、英国のランドローバーやジャガー、米国のキャデラックのモデルでも大幅値引きが行われていると伝えた。
さらに、ドイツの高級車大手BBA(ベンツ、BMW、アウディ)についても、アウディの「A6L」が希望小売価格から15万元(約353万円)を超える値引きにより実質26万6000元(約625万円)まで下落しているほか、BMW「5シリーズ」の最安価格帯が29万元(約682万円)台に、メルセデス・ベンツ「Cクラス」の最安価格帯が20万元(約470万円)台にそれぞれ引き下げられていると報じた。
記事は、高級ガソリン車が大幅な値下げに追い込まれている背景としてNEV市場の急速な台頭を挙げ、中国乗用車市場情報連席会(CPCA)の統計で8月のNEV普及率が65.2%と過去最高を記録したと紹介。ガソリン車のディーラーでは在庫圧力が高まっており、メーカー側も大幅な優遇措置を通じて販売網の在庫処分を支援せざるを得ない状況に陥っていると伝えた。
この報道に対し、中国のネットユーザーからは「メーカーはこれまで十分もうけてきた」「時代が変わった。とっくに競争の主戦場はEVに移っている」「自動車市場の大地震だ」「21年に乗り出し36万元(約847万円)で買ったのに、今や新車が20万元(約470万円)ちょっとで買えるなんて」「新エネルギー車の台頭で他に対抗手段がない以上、ガソリン車の値下げは必然だ」といった声が寄せられた。(編集・翻訳/川尻)
https://www.recordchina.co.jp/b993243-s25-c20-d0193.html












































