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【中日】涌井秀章、体全体を使うフォームを意識してたぐり寄せた22年連続勝利!



◇11日 中日8―1広島(バンテリン)

 不惑でも勝った。中日の涌井秀章投手(40)が6イニング1失点の好投。今季初勝利を挙げるとともに、史上3人目のプロ1年目から22年連続勝利の快記録を達成した。打線も石川昂弥内野手(25)の自己最多5打点の活躍などで大量援護。大勝で3連勝とした。

 不惑を迎えたベテランが、球史に残る自らの名前をまた一つ上へと押し上げた。涌井が勝った。ルーキーイヤーの2005年から22年連続勝利を挙げた背番号20が、「ガソリンタンク」の異名を持つ米田哲也(阪急ほか)に並ぶ歴代2位タイへと上り詰めた。

 「素直にうれしいですし、もう40歳なんだな、と思いました。今年は(初勝利まで)長かった。ようやく今年が始まったな、と感じました」

 粘りで白星をたぐり寄せた。初回。1死から菊池に二塁打を許すも、3番・ファビアンをスライダーで空振り三振、4番・坂倉を外角シンカーで遊ゴロに打ち取り、無失点。最速149キロの直球に多彩な変化球をちりばめ、要所を締めた。6イニングを6安打1失点にまとめた。

 涼しい顔で93球を投げ終えたが、本人は「最後の方はフラフラだった」と言う。要因は前回登板の4日の巨人戦(バンテリン)から取り組んだ挑戦。「楽して投げることをやめました」。長いキャリアで体得したメリハリをつけた投球をあえてやめた。「点数が入ったからといって、楽して投げると球もいかなくなるし、チームのリズムも悪くなる。体全体を使うフォームを意識した」。さらりと話すが、細かい強弱や投球のバランスを変えるのは、簡単なことではない。

「キャッチボールで数球投げれば、自分の体の状態が分かる。分かってしまえば、胸に投げられるから」。細部を突き詰めてきた右腕だからこそ、なせる技だ。

 春先の状態はいまひとつだった。「体に力が入っていない感じがする」。開幕ローテーションから外れ、ナゴヤ球場で微調整を続けた。変化の兆しが見えたのは、5月中旬。「ちょっと遅いけど」と苦笑いするが、ベテランの感覚は正確。今季1軍初登板だった6月7日の西武戦(バンテリン)。生命線である直球の回転数の数値は100以上増し、勢いを取り戻していた。

スクリーンショット

https://www.chunichi.co.jp/article/1280111


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