習近平の母校「清華大」への留学で炎上した29歳福岡市長候補、「完璧な物語」に生じたほころび
1: ばーど ★ 2026/09/26(土) 12:30:20.44 ID:K8VJhjQk
11月15日投開票の福岡市長選に出馬を表明した佐々木彩乃氏(29)の中国留学歴をめぐり、SNSでさまざまな憶測が広がっている。清華大学が習近平国家主席の母校であることも、ネットの炎上を加速させた。
【画像】2020年、九州大学は佐々木氏が「清華大学シュワルツマンスカラーズプログラム」に選ばれたと紹介した

中国を専門とし、かつて福岡で新聞記者をしていた筆者が気になったのは、佐々木氏が清華大学で学んだことよりも、それまで何度も公表されてきて、AIに聞けば容易に判明する「清華大学」在籍歴が、福岡市長選向けに立ち上げた公式サイトから、不自然なほどきれいに消えていることだ。
■孫正義氏も諮問委員会メンバー
最初にはっきりさせておきたいのは、清華大学で学んだという事実だけから、中国共産党との政治的な近さを推測するのは無理があることだ。
軍事技術との関係が深いとされる「国防七校」のように、日本政府が安全保障上、慎重な対応を求める中国の大学群もあるが、清華大学はそういう学校ではなく、国際的に認められたトップ級の学術機関である。 中国人ですら「習近平の母校ね」という反応はしない。
イギリスの高等教育専門誌・Times Higher Education(THE)の世界大学ランキング2026で、清華大学は世界12位。東京大学は26位だった。
欧米経済界との関係も深い。清華大学経済管理学院の諮問委員会はアップルのティム・クック前CEOが会長を務め、2025〜26年のメンバーにはテスラのイーロン・マスク氏、マイクロソフトのサティア・ナデラCEO、メタのマーク・ザッカーバーグCEO、ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン氏、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長らが並ぶ。2026年5月には、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOも同委員会への参加に同意したと報じられた。
清華大学に連なる存在を怪しいと思う人たちは、これらの企業の製品も避けてしかるべきである。
■市長選サイトでだけ消えた「清華大学」
佐々木氏にとっても、清華大学Schwarzman Scholars Program(シュワルツマンスカラーズプログラム)で修士号を取得したのは、経歴上のハイライトだったと考えられる。2020年、九州大学は、佐々木氏が「清華大学シュワルツマンスカラーズプログラム」に選ばれたと紹介した。その後、彼女のプロフィールには必ず「清華大学」と明記されてきた。
ところが、筆者が確認した範囲では、市長選向けの本人公式サイト“のみ”、表現が変わった。プロフィールには「米国発の次世代リーダー育成プログラム『シュワルツマンスカラーズ』に選出(奨学金枠:Masason Scholar/孫正義氏)。全額奨学生として海外の大学院へ進学」とある。
さらに「コロナ禍でのオンライン受講を経て海外の大学院へ進学・修了」とあるが、どこの国かは伏せられ、「清華大学」という大学名もない。
単に略歴を短くしたと考えるには不自然である。同じプロフィールには「米国発」「Masason Scholar/孫正義氏」に加え、BCG、経済産業省、内閣府、デジタル庁、Davos50など、本人の経歴を魅力的に見せる固有名詞が高い密度で並んでいる。
前述したとおり、清華大学はTHEの世界大学ランキングで12位。佐々木氏の母校である九州大学は同じランキングで301〜350位。これだけキラキラな経歴を並べるプロフィールなら、「清華大学」も十分に強い固有名詞のはずだ。
それなのに、そこだけが「海外の大学院」になった。しかも、公式サイトで「海外の大学院」としたところで、新聞の候補者名鑑では最終学歴の記載ルールに従って「清華大学大学院修了」と記される可能性が高い。
情報の受け手は「なぜ、そこだけ書かなかったのか」と考え始める。そこへ「習近平」という、SNS上で極めて拡散しやすい固有名詞と結びつける投稿が投下された。
なお、佐々木氏は9月23日に公開したnoteで「大学院は清華大学シュワルツマンスカラーズ」と明記した。しかし、翌24日時点でも選挙用公式サイトは「海外の大学院」という表記のままだ。
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【画像】2020年、九州大学は佐々木氏が「清華大学シュワルツマンスカラーズプログラム」に選ばれたと紹介した

中国を専門とし、かつて福岡で新聞記者をしていた筆者が気になったのは、佐々木氏が清華大学で学んだことよりも、それまで何度も公表されてきて、AIに聞けば容易に判明する「清華大学」在籍歴が、福岡市長選向けに立ち上げた公式サイトから、不自然なほどきれいに消えていることだ。
■孫正義氏も諮問委員会メンバー
最初にはっきりさせておきたいのは、清華大学で学んだという事実だけから、中国共産党との政治的な近さを推測するのは無理があることだ。
軍事技術との関係が深いとされる「国防七校」のように、日本政府が安全保障上、慎重な対応を求める中国の大学群もあるが、清華大学はそういう学校ではなく、国際的に認められたトップ級の学術機関である。 中国人ですら「習近平の母校ね」という反応はしない。
イギリスの高等教育専門誌・Times Higher Education(THE)の世界大学ランキング2026で、清華大学は世界12位。東京大学は26位だった。
欧米経済界との関係も深い。清華大学経済管理学院の諮問委員会はアップルのティム・クック前CEOが会長を務め、2025〜26年のメンバーにはテスラのイーロン・マスク氏、マイクロソフトのサティア・ナデラCEO、メタのマーク・ザッカーバーグCEO、ブラックストーンのスティーブン・シュワルツマン氏、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長らが並ぶ。2026年5月には、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOも同委員会への参加に同意したと報じられた。
清華大学に連なる存在を怪しいと思う人たちは、これらの企業の製品も避けてしかるべきである。
■市長選サイトでだけ消えた「清華大学」
佐々木氏にとっても、清華大学Schwarzman Scholars Program(シュワルツマンスカラーズプログラム)で修士号を取得したのは、経歴上のハイライトだったと考えられる。2020年、九州大学は、佐々木氏が「清華大学シュワルツマンスカラーズプログラム」に選ばれたと紹介した。その後、彼女のプロフィールには必ず「清華大学」と明記されてきた。
ところが、筆者が確認した範囲では、市長選向けの本人公式サイト“のみ”、表現が変わった。プロフィールには「米国発の次世代リーダー育成プログラム『シュワルツマンスカラーズ』に選出(奨学金枠:Masason Scholar/孫正義氏)。全額奨学生として海外の大学院へ進学」とある。
さらに「コロナ禍でのオンライン受講を経て海外の大学院へ進学・修了」とあるが、どこの国かは伏せられ、「清華大学」という大学名もない。
単に略歴を短くしたと考えるには不自然である。同じプロフィールには「米国発」「Masason Scholar/孫正義氏」に加え、BCG、経済産業省、内閣府、デジタル庁、Davos50など、本人の経歴を魅力的に見せる固有名詞が高い密度で並んでいる。
前述したとおり、清華大学はTHEの世界大学ランキングで12位。佐々木氏の母校である九州大学は同じランキングで301〜350位。これだけキラキラな経歴を並べるプロフィールなら、「清華大学」も十分に強い固有名詞のはずだ。
それなのに、そこだけが「海外の大学院」になった。しかも、公式サイトで「海外の大学院」としたところで、新聞の候補者名鑑では最終学歴の記載ルールに従って「清華大学大学院修了」と記される可能性が高い。
情報の受け手は「なぜ、そこだけ書かなかったのか」と考え始める。そこへ「習近平」という、SNS上で極めて拡散しやすい固有名詞と結びつける投稿が投下された。
なお、佐々木氏は9月23日に公開したnoteで「大学院は清華大学シュワルツマンスカラーズ」と明記した。しかし、翌24日時点でも選挙用公式サイトは「海外の大学院」という表記のままだ。
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